ヘイト行為

概要

2023年4月

人種、民族、出身地、社会的地位、性的指向、性別、性同一性、信仰している宗教、年齢、障碍、深刻な疾患を理由とした他者への直接的な攻撃行為を禁じます。 

Xのミッションは、言語や文化などの障壁なく、誰もがアイデアや情報を即時に作成、共有し、意見や信念を表現する場所を提供することです。表現の自由は人間の権利です。すべての人に意見があり、それを発言する権利があります。Xの役割は、さまざまな考えを自由に表現できる、公共の会話の場を設けることであると考えます。 

Xは、利用者がXで攻撃的な行為を受けるならば、表現の自由が脅かされると認識しています。調査によれば、ある特定の集団がオンライン上で特に攻撃的な行為の標的とされています。複数の少数集団に所属する人々にとって、攻撃的な行為はより日常的で、さらに耐え難いものであり、大きな害を及ぼします。

Xは、嫌悪、偏見、不寛容に基づく攻撃的な行為、とりわけ歴史的に非主流派の人々を沈黙させようとする攻撃的な行為に対する取り組みを進めています。このため、Xは、法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに属する個人または集団への攻撃的な行為を禁じています。  

Xでこのポリシーに違反すると思われる行為を目にした場合は、こちらからXにご報告ください。

 

このポリシーへの違反とはどのようなものですか?

個人または集団を標的とする、ツイートまたはダイレクトメッセージによる、以下のいずれかの行為が見られるアカウントに対しては、検討のうえで執行措置を取ります。 

ヘイト行為への言及

Xは、個人または集団を、一部の国や地域で規定されている保護対象のカテゴリーの人々が主な標的または犠牲者となった暴力や暴力事件をほのめかし、攻撃する意図を持ったコンテンツの標的にすることを禁止しています。これには以下の内容をほのめかす、または描写したメディアやテキストが該当しますが、これらに限定されません。

  • 集団虐殺(ホロコーストなど)
  • リンチ殺人

煽動

Xは、法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに属する個人または集団を標的とする行為の扇動を禁止しています。具体的には、以下の対応などが実施されます。

  • 法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに属する人々について、恐怖心を扇動したり不利益となる偏見を拡散したりすること。危険または非合法な活動に参加する傾向が強いと主張することなどを含みます。例: 「(特定の宗教団体)はみんなテロリストだ」
  • 法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに属する人々に対して嫌がらせをするようにXプラットフォーム内外で他人を扇動すること。例: 「自分たちは優れているというあの(特定の宗教団体)の考え方にはうんざりだ。あの(特定の宗教団体を象徴する物)を身に着けている奴を見つけたら、はぎ取って画像をさらしてやろうぜ!」
  • 法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに属するとみなされていることを理由として、個人または集団の営利企業への支援を否定する形で差別を煽ること。例: 「あの(特定の宗教団体)の店に行くと、その(中傷)連中を支援することになる。私たちのお金をあの(宗教的な中傷)に与えるのはやめよう」これには、政治の解説やボイコットまたは抗議に関連するコンテンツなど、本来政治的な意図を持つコンテンツは含まれない場合があります。

注記: 法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーの人々に対する暴力を煽動することを目的としたコンテンツは、暴力的な発言に関するポリシーで禁止されています。

中傷や差別的揶揄

Xは、他者を繰り返し中傷すること、差別的揶揄の対象にすること、そして法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーの人々を貶めたり、そのような人々に対する否定的または有害な偏見を助長したりすることを目的とした、その他のコンテンツの標的にすることを禁止しています。他者への嫌がらせまたは威圧を目的とした中傷、人種差別または性差別表現(これらに限定されません)がひどく繰り返し使用されている場合には、Xはツイートの削除を要請することがあります。他者への嫌がらせまたは威圧を背景としたこれらの行為(ただしこれらに限定されません)の重大度が中程度で、なおかつ1回のみの場合には、Xは以下に示すようにツイートの表示を制限することがあります。

人間性の抹消

また、宗教、社会的地位、年齢、障碍、深刻な疾病、出身地、人種、民族、性別、性同一性、性的指向を理由に特定の集団を非人間的に扱う行為を禁止しています。

ヘイト表現を伴う画像

人種、宗教、障碍、性的指向、性同一性、民族/出身国を理由に他者に対して敵意や悪意を増幅させることを目的とするロゴ、象徴、画像は、ヘイト表現を伴う画像とみなします。ヘイト表現を伴う画像の例としては以下が挙げられますが、これらに限定されません。

  • 歴史的にヘイト助長組織に関連した象徴(ナチスのかぎ十字など)
  • 非人間的に扱われた個人を含む画像、またはヘイトの象徴を含むよう加工された画像(個人画像を加工し、獣のような姿にするなど)
  • ヘイトの象徴を含むよう、または法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーの人々を対象にした大量虐殺について言及する内容を含むよう加工された画像(個人画像を加工し、ホロコーストを連想させるダビデの星を挿入するなど)

ライブ放送、アカウントの自己紹介、プロフィール画像、ヘッダー画像にヘイト表現を伴う画像を掲載することはできません。その他すべてのヘイト表現を伴う画像/動画もセンシティブな画像/動画とみなされます。さらに、ヘイト表現を伴う画像を一方的に個人に送信するのは、このポリシーへの違反となります。 

ヘイト表現を伴うプロフィール

ヘイト表現を伴う画像や象徴をプロフィールの画像またはプロフィールのヘッダー画像に使用してはなりません。また、ユーザー名、表示名、プロフィールを利用して、攻撃的な行為を取ることを禁じます。この攻撃的な行為の例としては、特定の人物、集団、法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーの人々を標的とした嫌がらせや、ヘイト表現が挙げられます。

Xルール違反とするには、このコンテンツの標的である必要がありますか。

個別のツイートを取り上げるとヘイト表現に見えても、会話全体の流れの中で見るとそうではない場合があります。たとえば、法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーの人々は、一般的に差別的と考えられる表現を使って、互いを呼び合うことがあります。合意の上で用いられる場合、こうした表現は文脈上、攻撃性を帯びておらず、個人を貶めるために歴史的に使用されてきた言葉を再利用する手段と捉えられます。  

Xがこの種の内容を調査する際、文脈上、法的または社会的に守られるべき背景をもつ個人への攻撃性を帯びているか、合意の上での会話なのかが明確でない場合があります。Xチームが前後関係を理解し、執行措置を実施する前に必要な情報を確実に得るために、Xは標的となった人から直接話を聞かなければならない場合があります。

注記: 法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに該当しない個人が標的となっている場合も、Xによる措置の対象になります。利用者は、法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーに属していることを証明/反証する必要はなく、Xはこうした情報について調査を行いません。 

このポリシーに違反した場合はどうなりますか?

本ポリシーに基づき、Xは、上記で規定する、個人や法的または社会的に守られるべき特定のカテゴリーの人々を対象とするヘイト行為に対して措置を取ります。こうした行為はさまざまな方法(氏名の名指しや個人が特的できる写真投稿など)で行われます。

このポリシーの違反に対する処分を判断する際に、Xは、その違反の重大さや違反者の過去の違反歴など、さまざまな要因を考慮します。以下は、本ポリシーに違反したコンテンツに対して適用される可能性のある強制的対応の一覧です。

  • 以下の手段により当該コンテンツが表示される機会を抑制します。
    • 検索結果、おすすめ、トレンド、通知、ホームタイムラインから当該ツイートを削除します

    • 当該ツイートが作者のプロフィールにだけ表示されるようにします

    • 返信における当該ツイートの表示順位を下げます

    • 当該ツイートのいいね、返信、リツイート、引用ツイート、ブックマーク、共有、プロフィールへの固定表示を行ったり、エンゲージメント数を表示したりできなくします

    • 広告に隣接して表示されるツイートから当該ツイートを除外します

  • メールやX内のおすすめから当該ツイートおよびアカウントを除外する。 

  • ツイートの削除を要請する。
    • たとえば、Xは違反者に対して、違反しているコンテンツの削除を要請し、再びツイートできるようになるまで、一定期間読み取り専用モードで利用するよう求める場合があります。
  • ヘイト表現を伴うプロフィールに関するポリシーに違反したアカウントは凍結します。

強制的対応の適用レベルと適用範囲についての詳細は、こちらをご覧ください。

アカウントが誤って凍結されたと思われる場合は、異議申し立てを提出できます。

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