XのAPIについて

Xは「いま」起きていることや、人々が話していることが見つけられる場所です。ウェブやモバイル端末からXにアクセスできます。Xにある情報をできるだけ広く共有するために、API (アプリケーション・プログラミング・インタフェイス)を通してXデータにプログラムレベルでアクセスし、企業、開発者、利用者に提供します。ここではXのAPIとは何か、APIを通してどんな情報が利用できるのか、またXがその利用において提供している保護について説明します。 

高次元では、APIはコンピュータープログラム同士がお互いに情報を要求、配信できるようにするための「会話」方法です。これは、エンドポイントとして知られる、ソフトウェアアプリケーションを許可することで可能となります。Xで提供する情報の特定の種類に対応するアドレス(エンドポイントは一般に電話番号のように唯一無二です)。XはAPIを通して私たちのサービス内にアクセスできるようにして、企業がXでカスタマーフィードバックに対応しやすくするソリューションといった、Xと一体化したソフトウェアを人々が構築できるようにします。

Xデータは、その他のソーシャルプラットフォームのほとんどで共有するデータとは異なり、利用者が一般共有に設定する情報を反映しています。XのAPIプラットフォームは、プロバイダ利用者が世界で共有する設定にしている一般のXデータへの広範囲でのアクセスを提供します。APIによってユーザーが非公開のX情報(ダイレクトメッセージなど)を管理できるようにし、またこの情報を、許可した開発者に提供するようにもします。 

 

Xデータの利用
 

XのAPIを利用したい場合は、 アプリケーション登録が必要です。初期設定では、アプリケーションはXの一般情報の利用のみです。ダイレクトメッセージ送受信用などの役割を持たせる特定のエンドポイントには、情報利用の前に利用者からの追加の許可が必要です。初期設定ではアクセス許可がありません; アクセスの提供はアプリケーションごとに選択し、 アカウントで許可されたアプリケーションは全て制御できます。

XのAPIはエンドポイントの広範囲を含み、それらは主に以下の5つに分類されます。

アカウントとユーザー

Xでは、開発者がアカウントのプロフィールや設定、アカウントのミュートまたはブロック、ユーザーやフォロワーの管理、許可のあるアカウントのアクティビティについての情報申請など、プログラム的な管理をできるようにしています。エンドポイントは、住民に緊急時の対応や警告について情報提供する バージニア州連邦緊急事態管理局 のような市民向けサービスにも役立ちます。
 

ツイートと返信

一般のツイートと返信を開発者が利用できるように、開発者がAPIを通してツイートを投稿できるようにしています。開発者は特定のキーワード検索、または特定のアカウントからのツイートのサンプル請求によってツイートを利用できます。 

エンドポイントは、国際連合のようなNGOが公衆衛生に関する誤った情報の特定、理解、訂正に使っています。たとえば、予防接種について豚の成分が含まれる、または不妊を引き起こすという 噂が、インドネシアで蔓延していました 。噂がどのように始まり広がったのかを理解することで、国連はチームを立ち上げ、このイスラム教国特有の問題を引き起こした神話の払しょくに貢献できました。同じように、Xでは研究者が流行疾患発生時に初期症状を把握し、拡散を監視できるようにします。ノースイースタン大学では新種のインフルエンザ監視技術を最近開発した チームがXのデータを使い、精度を落とすことなく、その他のモデルよりかなり早い6週間先までの流行予測をしています。 
 

ダイレクトメッセージ

ダイレクトメッセージ用エンドポイントは、特定のアプリケーションへ明示的に許可を与えているユーザー間のダイレクトメッセージの会話にアクセスできるようにします。ダイレクトメッセージを販売することはありません。ダイレクトメッセージ用APIは、 Wendy's March Madness bracket builderのようにXでパーソナライズされた体験を作り出せるよう、開発者が一部利用できるようにします。企業は自社で持つ、または管理するアカウントで、お客様への応対に人間またはチャットボットによる会話体験を、お客様サービス、マーケティング、ブランドエンゲージメント体験のために設定できます。 
 

広告

企業がXでの広告キャンペーン作成、管理が自動的にできる Sprinklrなど、開発者にはAPIセットを提供しています。開発者は一般のツイートを使い、トピックや興味関心を特定し、Xで多様なオーディエンスにリーチする広告キャンペーンを実施する企業に向けツールを提供します。 
 

パブリッシャーツールとSDK

Xのタイムライン、共有ボタン、その他のXコンテンツをウェブページに埋め込む、ソフトウェア開発者とパブリッシャー向けのツールを提供しています。これらのツールによって、Xでリアルタイムに公開されている会話をブランドのウェブ体験として組み込めるようになり、お客様はブランドのサイトから情報や記事を共有しやすくなります。 
 

開発者向け文書でAPIと各エンドポイントの仕様について詳細を確認できます。

APIとデータ製品全体で、利用者のデータを真剣に保護する責任があります。開発者によるXデータの使用について評価するために、厳格なポリシーとプロセスで管理し、 このデータの不適切な使用を制限します。開発者がポリシーに違反しているとわかった場合は、XはXのAPIやデータ製品利用の一時停止や終了を含め、 適切な措置を取ります。

XのAPIについての詳細は、 developer.twitter.com開発者ポリシーと同意書をご覧ください。詳細についてはXとGDPRをご覧ください https://gdpr.twitter.com/

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