プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー

概要


2023年3月

情報を人為的に拡散または隠蔽したり、Xのユーザー体験や、Xによるプラットフォーム操作の防止策を操作または侵害する行為に関与したりする意図で、Xのサービスを利用することは禁じられています。

Xでは、人々が他者とつながり、信頼できる情報を見つけ、自由かつ安全に自己表現できる場を提供したいと考えています。これを実現するため、スパムやその他の種類のプラットフォームの操作を禁止します。プラットフォームの操作とは、Xを利用して、他者の誤解を招いたり、快適性を阻害したりする、大規模な行動、攻撃的な行動、または虚偽的な行動に加担することと定義しています。

プラットフォームの操作はさまざまな形態をとる可能性があるため、Xルールは、以下を含む幅広い禁止行為に対処することを目的に策定されています。

  • 典型的な商業利用の目的で、X上の会話からアカウント、ウェブサイト、商品、サービス、イニシアティブへの訪問者数を増やしたり、注目を集めたりしようとするスパム
  • アカウントやコンテンツを実際よりも人気がある、またはアクティブであるように見せるための、偽りのエンゲージメント
  • 共謀により、複数のアカウント、偽のアカウント、プログラムやスクリプトを使い、人為的に会話に影響を与えようとする行為
  • 共謀によりXルールに違反する行為を助長したり、宣伝したりする有害行為
  • Xのオープンソースコードを利用して、Xによる問題の修正を迂回したり、プラットフォームの防御策を回避したりする行為
このポリシーへの違反に該当するのは、どのようなコンテンツですか?


このポリシーでは、以下の範疇に該当するさまざまな行為を禁止しています。

複数のアカウントおよび共謀

Xアカウントの大量登録や、自動プログラムを使用したXアカウントの作成は禁止されています。

Xでは、アカウントごとに目的が異なる場合には、最大10個のアカウントを作成したり運用したりすることができます。所有または運用しているXアカウントが既に10個を超えている場合、Xルールに違反しない限り、こうした新たな制限事項は適用されません。Xが同一目的の利用とみなさない事例には、以下などがあります。

  • 地球上の特定の場所(たとえばニューヨークや香港など)の上空の宇宙を飛行する物体を追跡するアカウント

  • 同一のスポーツまたはリーグ(NFL、NBA、プレミアリーグなど)の異なるプロチームに関するニュースを共有しているアカウント

  • 個人的な計画、趣味や興味関心、またはビジネスのためのアカウント

  • 特定の場所や言語に特化したブランド事業者のアカウント(ブランドの英語、スペイン語、フランス語のアカウントなど)

また、第三者の代わりに複数のアカウントを管理すること(「ソーシャルメディアマネージャー」など)は、Xルール(本ポリシーを含む)に違反しない限り、許可されています。

X商品の機能を悪用して、他のX利用者の快適性を損なうことは禁止されています。 

複数のアカウントに関するポリシーへの違反に該当するのは、どのような行為ですか?

複数のアカウントを使用したり、他の利用者と共謀したりして、会話を人為的に拡散または妨害することは、Xルールで禁じられています。これには以下の行為が該当します。

  • コンテンツやアカウントの人気を誇張または操作するため、同一または著しく類似するコンテンツに反応を示したり、特定のXアカウントと交流したりする複数のアカウントを運用すること。たとえば以下の行為などは禁止されています。

    • 複数のアカウントを作成して、トレンドになっているトピックやハッシュタグのランキングを故意に上げることはできません
    • 複数のアカウントを作成して、同じツイートやアカウントに反応を示したり、同じ投票に参加したりすることはできません
    • 複数のアカウントを作成して、@ツイートや返信機能を悪用することはできません
    • 複数のアカウントを作成して、エンゲージメント機能(いいねやリツイート)を悪用することで、自分のいずれかのアカウントを目立たせたり、拡散したりすることはできません
  • 著しく類似するコンテンツや同一のコンテンツを投稿する複数のアカウントを運用すること。たとえば以下の行為などは禁止されています。
    • 複数のアカウントで同一コンテンツを同時に投稿することはできません(ただし、他の言語に翻訳された同一コンテンツについては許可されています)
    • トレンドになっている同じトピックやハッシュタグに対し、類似するコンテンツや重複するコンテンツを同時に投稿することはできません

     

  • アカウント作成の技術的な制限(アカウントの電話番号に関する制限など)を回避するための迂回手段を用いること


上述の行為のパターンを呈していたり、そうした行為のみを目的として掲げていたりする複数のアカウントは、Xにより凍結される場合があります。複数のアカウントを運用する利用者には、特にプラットフォーム操作やスパム、回避行為の禁止に関するルールなど、その他すべてのXルールも適用されます。Xルールへのその他のいかなる違反も、すべてのアカウントの凍結につながる場合があります。

エンゲージメントと指標


自身または他者のフォロワーやエンゲージメントを人為的に誇張することは禁じられています。
これには以下の行為が該当します。

  • ツイートやアカウントの測定データの増加を販売または購入すること – フォロワーやエンゲージメント(リツイート、いいね、@ツイート、投票)を販売または購入すること
  • アプリ – フォロワーやツイートへのエンゲージメントの増加をうたう、サードパーティーのサービスやアプリを利用したり、利用を助長すること
  • 互恵的な水増し行為 – フォローやツイートのエンゲージメントを交換する目的で取引または連携すること(「フォロートレイン」、「デック」、「リツイートのためのリツイート」などの行為への参加が含まれますが、これらに限定されません)
  • アカウントの譲渡または販売 – Xのアカウント、ユーザー名、Xアカウントへの一時的なアクセス権を販売、購入、取引すること、またはそれらの販売、購入、取引を申し出ること
X商品機能の悪用


他者の快適性を損ねる目的でXの商品機能を悪用することは禁じられています。
これには、以下などが行為が該当します。

ツイートとダイレクトメッセージ

  • 大量、過剰、膨大な返信、@ツイート、またはダイレクトメッセージを一方的に送信すること
  • 同じコンテンツの投稿と削除を繰り返すこと
  • 同一もしくはほぼ同一のツイートを繰り返し投稿すること、または同一のダイレクトメッセージを繰り返し送信すること
  • 説明のないリンクのみのツイートやダイレクトメッセージを、自身のツイートやダイレクトメッセージのほとんどを占めるほど頻繁に送信すること
  • 個人で、または他のアカウントと共謀して、既存の語句やコンテンツを重複する形でツイートすること。詳細については、コピーパスタおよび重複するコンテンツに関するポリシーをご覧ください。


ツイートの編集

  • ツイートを編集して人為的にコンテンツを拡散したり、利用者を欺いたりすること。これには以下などが該当しますが、これらに限定されません。
    • ツイートの既存のエンゲージメントを利用して、内容が著しく異なるツイートを拡散すること(たとえば「パンケーキとワッフル、どっちがいい?」というツイートを「数千人の利用者が私のサービスに信頼を寄せています。投資に関するヒントを得るには、私のツイートにいいねして、チャンネルにご登録ください」に編集することなどがこれに該当します)。
    • リンク(URL)を編集して、当初とは内容や場所(ドメイン、URLパス)が著しく異なるランディングページに誘導すること。
    • ツイートの当初の意味合いが変わったり、ツイートの内容が当初とは完全に異なったり、関連がなくなったりするほど、メディア(関連するコンテンツを提供する画像、動画、音声、GIF画像、URLなど)を編集すること。


フォロー

  • 「フォローチャーン」: 自身のフォロワー数を増やす目的で、多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除すること
  • 無差別フォロー: 自動化された手段などにより、短期間に多数の無関係なアカウントをフォローまたはフォロー解除すること
  • 別のアカウントのフォロワーを(特に自動化によって)複製すること
     

エンゲージメント

  • アカウント、ウェブサイト、商品、サービス、取り組みへのアクセス数を増やしたり、注目を集めたりすることを目的に、ツイートに過剰または自動的にエンゲージメントすること
  • リストやモーメントに利用者を過剰に追加すること
     

ハッシュタグ

  • 会話の信頼性を損なったり操作したりする意図で、アカウント、ウェブサイト、商品、サービス、取り組みへのアクセス数を増やしたり、注目を集めたりするために、トレンドや人気のハッシュタグを使用すること
  • 1つのツイートで、または複数のツイートにまたがる形で、無関係なハッシュタグを過剰に含めてツイートすること
     

リンク

  • 他者のブラウザやパソコンを破損したり(マルウェア)、プライバシーを侵害したり(フィッシング)することを意図した、悪意のあるコンテンツを公開またはリンクすること
  • 誤解を招くリンクや虚偽的なリンク(アフィリエイトリンク、クリックジャッキングリンクなど)を投稿すること

オープンソースコード

  • Xのオープンソースコード(表示のフィルタリングを行うロジックや、MLモデルのトレーニングに関するコードなど)を悪用して、Xルールへの違反行為に対して実施される対応を回避すること

このポリシーへの違反に該当しないのは、どのような行為ですか?


次の行為はこのポリシーの違反に該当しません。

  • 説明を含まないリンクをたまに投稿すること
  • ある目的に対して、他の利用者と連携して着想、観点、支援、反対意見を表明すること(その行為がXルールに違反していない場合)
  • 異なる識別情報、目的、活用方法を持つ複数のアカウントを運用することそれらのアカウントは、他のルールに違反しないことを条件に、相互に交流することが認められています。次のような例が考えられます。
    • 関連を持ちつつも独立した支部または支店を有する組織(複数の地域で展開しているビジネスなど)
    • ペンネームでのアカウントまたは趣味やイニシアティブに関連するアカウントに加えて、個人用アカウントを運用すること
    • 趣味のためのボットや芸術性の高いボット
このポリシーへの違反があった場合、誰が報告できますか?
 

X専用の報告手順により、誰でもアカウントやツイートを報告できます。それらの報告は集計され、Xの執行システムの改善や、最新のトレンドおよび行動パターンの特定に役立てるために利用されます。 

このポリシーへの違反を報告するにはどうすればよいですか?


アプリから

アプリからコンテンツを報告するには、以下の手順に従います。

  1.  アイコンから [ツイートを報告する] を選択します。
  2. [不審な内容またはスパムである] を選択します。 
  3. そのツイートが不審または拡散スパムである理由を選択します。
  4. 報告を送信します。
     

ウェブサイト

こうしたコンテンツは以下の手順で報告できます。

  1.  アイコンから [ツイートを報告する] を選択します。
  2. [不審な内容またはスパムである] を選択します。
  3. そのツイートが不審または拡散スパムである理由を選択します。
  4. 報告を送信します。

このポリシーに違反した場合はどうなりますか?


このポリシーへの違反に対する処分は、その違反の重大さや違反者の過去の違反歴によって決まります。確認されたスパム活動の種類も、措置に影響します。Xが取る措置としては、次のものなどがあります。

アンチスパム対策

不審な行為を検知した場合、アカウントをロックし、追加情報(電話番号など)の提供またはreCAPTCHAの解答を求めることがあります。 
 

リンクの拒否リストへの登録

Xが安全でないと判断したリンクについては、拒否リストへの登録か、または警告が行われます。安全でないリンクについての詳細もご覧ください。Xがリンクを安全でないと誤って判断した場合に、異議申し立てをする方法を記載しています。
 

ツイートの表示の制限

こうしたポリシーに違反していると思われるツイートについては、X商品の特定の場所に表示されなくなることや、Xのおすすめから除外されたり、拡散されなくなったりすることがあります。ツイートの表示が制限されることがあるその他のケースの詳細については、こちらをご覧ください。 
 

ツイートの削除と一時的なアカウントのロック

  • プラットフォームの操作やスパムに関する違反が1回きり、または1回目の違反である場合、1つまたは複数のツイートの削除要請からアカウントの一時的なロックまで、Xはいくつかの措置を取る可能性があります。プラットフォームの操作に関して、続けて違反があった場合、アカウントは永久に凍結されます。
  • 複数のアカウントの使用が主な違反であれば、存続させるアカウントを1つ選択できる場合があります。残りのアカウントは永久に凍結されます。


Xの商品または機能へのアクセス権の一時的喪失

  • Xでは、ツイート、ツイートの編集、ダイレクトメッセージ、スペース、コミュニティ、ライブなどのXの機能または商品(ただしこれらに限定されません)へのアクセスを一時的に制限する場合があります。


永久凍結

重大な違反については、1回目の発見でアカウントを永久に凍結します。重大な違反の例を以下に挙げます。

  • 運用するアカウントで、上記のポリシーへの違反となる行為を繰り返すこと
  • 選挙の清廉性を損ねる目的で、このページに記載された行為のいずれかを実行すること
  • アカウントを購入または販売すること
  • 凍結されたアカウントを代替または模倣するアカウントを作成すること
  • Xルールに違反する組織であるとXが断定するアカウントを運用すること

アカウントが誤ってロックまたは凍結されたと思われる場合は、異議申し立てを提出できます。

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