個人情報および私的なメディアに関するポリシー

概要

2022年12月

他の利用者の個人情報を、明確な同意や許可なく公開または投稿することは禁止されています。個人情報を公開すると脅迫する行為、または他者にこれを促す行為も禁止されています。

また、私人である個人の画像/動画などの私的なメディアを本人の同意を得ずに共有することは禁止されています。ただしXは、報道価値のある出来事の一端として、または公益性のある問題や出来事に関する公共の議論を促進するために、公人ではない私人の個人的な画像/動画を利用者が共有する場合があることを認識しています。そのような場合、Xは、そのメディアをX上に残す可能性があります。

他者の個人情報の共有

個人情報を本人の許可なくオンライン上で共有することは、晒し行為と呼ばれることがあり、プライバシーの侵害に当たり、Xルールの違反とみなされます。個人情報の共有は、関係者に深刻な安全リスクやセキュリティリスクを引き起こしたり、物理的、感情的、金銭的な苦境をもたらしたりする可能性があります。

このポリシーに基づいて報告を調査する際に、Xでは以下などについて確認します。

共有されている情報の種類

個人情報やライブ情報は、その種類によっては、許可なく共有された場合のリスクが特に高くなるため、Xはこの点を考慮に入れます。Xの優先事項は、情報の共有に起因する身体的危害の可能性から個人を保護することを目的としています。そのため、実際の所在地や電話番号などの情報は、その他の個人情報よりもリスクの高い情報とみなされます。Xでは、個人の所在地を特定できる可能性のあるリアルタイム情報や当日情報を「ライブ情報」と定義しています。

情報を共有した人物

報告された情報を共有した人物を調査するとともに、本人の同意の有無も調査します。X利用者が、自身の個人情報を何らかの形で意図的に公開している場合もあるためです。たとえば、仕事上の人脈作りやソーシャルイベントを開催するために個人の電話番号やメールアドレスを共有する場合、または自然災害発生時の救援要請のために個人の住所や現在の位置情報を公開する場合などがこれに当たります。 
 

オンライン上での情報の公共性

報告された情報がXに投稿される前に別の場所で共有されていないかを調査します。たとえば、一般公開されている個人のウェブサイトで自らの意思により公開している電話番号については、所有者が自ら一般に公開しているため、Xではこの情報を個人情報として扱わない場合があります。注記: 身体的危害が加えられる可能性がある場合、住所の共有については、その情報が一般公開されていても何らかの措置を取ることがあります。 
 

情報を共有した理由

その情報を共有した人の意図も考慮します。たとえば、攻撃的な意図で情報を共有したと判断される場合、または嫌がらせを行うことや、他の利用者に嫌がらせを促すことを目的に情報を共有したと判断される場合は、何らかの措置を取ります。他方、暴力的な事件の発生直後など、緊急時における救援活動の一環として情報が共有された場合は、措置を取らないこともあります。注記: 情報の共有が、緊急時の人道的取り組みの支援を目的としていない場合や、市民参加イベントに関連していない場合、個人の現在の位置情報を共有するいかなるツイートやアカウントも、その意図にかかわらず削除されます。


私的なメディアの共有

画像の投稿はXを快適にご利用いただくための重要な要素となっています。個々のメディアのプライバシーに関しては、それぞれに合理的期待があり、Xはメディアを共有するかどうかは個人が決定できるべきであると考えます。こうしたメディアを共有することは、利用者のプライバシー侵害にあたる可能性があり、感情的、身体的な被害につながるおそれがあります。撮影された個人、またはその正式な代理人からメディアの共有に合意していない旨の通知を受けた場合、Xはそのメディアを削除します。なお、このポリシーは公人には適用されません。 

 

このポリシーへの違反とはどのようなものですか?
 

このポリシーでは、次のような種類の個人情報を本人の許可なく共有することを禁じています。

  • 住所や実際の所在地(番地、GPS座標、その他場所の特定につながる個人情報に該当するもの)
  • 現在の位置情報(Xで直接共有されている情報や、移動経路に関するサードパーティーのリンクを含む)、実際の所在地、または個人の所在地を特定できるその他の情報(対象の情報が公開されている場合を含む)
  • 身元を証明する文書(政府発行の身分証明書、社会保障番号、その他の国民識別番号など) - 注記: 当該情報が個人情報に当たらない地域では限定的に例外とする場合もあります。
  • 連絡先情報(公開されていない個人電話番号やメールアドレスを含む) 
  • 金融機関の口座情報(口座番号やクレジットカード情報を含む)
  • その他の個人情報(生体データや医療記録を含む)
  • 撮影された個人による許可のない私人のメディア
  • 2022年4月5日以降に政府アカウントまたは国家当局関係メディアアカウントによって投稿された戦争捕虜を描写するメディア 

また、以下の行為も禁じられています。

  • 個人情報を公開すると脅迫する行為
  • 個人情報に対するハッキング、または同意のないアクセスを可能にする情報の共有(ネット銀行のログイン情報の共有など)
  • 個人情報の投稿と引き換えに見返りや金銭を要求する行為
  • 個人情報を投稿しない代わりに見返りや金銭を要求する行為(脅迫とみなされる場合もあります)
     

このポリシーの違反にならないケースとは?
 

次のような行為はこのポリシーの違反に該当しません。

  • 利用者自身による個人情報の共有
  • 個人に身体的危害が及ぶおそれがなくなるだけの十分な時間が経過した公開情報の共有
  • 公開済みの情報の攻撃的ではない形での共有(現在の位置情報を除く)
  • 以下などのXが個人情報とみなさない情報の共有
    • 氏名
    • 生年月日または年齢
    • 所属する教育機関や勤務先
    • 商業用不動産または事業所に関連する位置情報(一般公開されている場合に限ります)
    • 容姿の説明
    • ゴシップ、噂、告発、申し立て
    • テキストメッセージまたはX以外のプラットフォームから送信されたメッセージのスクリーンショット(電話番号などの個人情報を含まない場合に限ります)
       

メディアに関する次のような行為は、Xのポリシー違反に該当しません。

  • そのメディアが公開済み、または主要メディアで報道されている場合。
  • そのメディアと付随するツイートが公共の議論の価値を高める場合や、公益性に適う形で共有されている場合。
  • 進行中の出来事の目撃証言または現場報告を含む場合。 
  • 公人に関するメディアである場合。 


このポリシーへの違反があった場合、誰が報告できますか?
 

個人情報の共有

明らかに攻撃的な形で共有されている個人情報については、誰でも報告できます(Xアカウントの保有者である必要はありません)。攻撃的な意図が明確ではない情報については、執行措置を実施する前に、当該情報の所有者(または弁護士などの正式な代理人)から直接話を聞かなければならない場合があります。 


私的なメディアの共有

私的なメディアに関する報告の場合、Xは、画像/動画の共有についての当事者の許可の有無を判断するために、当事者から報告を受ける必要があります。Xは以下に該当する方からの報告を受け付けます。

  1. 報告されたメディアに撮影されていた個人
  2. 以下など、その正当な権限を有する代理人
        a. 保護者、後見人
        b. 弁護士
        c. 法定代理人

 

このポリシーの違反を報告するにはどうすればよいですか?
 

アプリから

アプリからコンテンツを報告し、調査を求めるには、以下の手順に沿って行います。

  1.  アイコンから [ツイートを報告する] を選択します。
  2. [不適切または攻撃的な内容を含んでいる] を選択します。
  3. [個人情報を含んでいる] を選択します。
  4. 報告する情報の種類を選択します。
  5. 報告する個人情報の所有者に該当するオプションを選択します。
  6. 確認を求めるツイートを5件まで選択できます。
  7. 報告を送信します。
     

パソコンから

パソコンからコンテンツを報告し、調査を求めるには、以下の手順に沿って行います。

  1.  アイコンから [ツイートを報告する] を選択します。
  2. [不適切または攻撃的な内容を含んでいる] を選択します。
  3. [個人情報を含んでいる] を選択します。
  4. 報告する情報の種類を選択します。 
  5. 報告する個人情報の所有者に該当するオプションを選択します。
  6. 確認を求めるツイートを5件まで選択できます。
  7. 報告を送信します。

確認を求めるコンテンツは、個人情報の投稿について報告するフォームから、報告する個人情報の種類を選択することでも報告できます。

このポリシーに違反した場合はどうなりますか?
 


このポリシーの違反に対する処分を判断する際に、Xは、その違反の重大さや違反者の過去の違反歴など、さまざまな要因を考慮します。 

個人情報や、現在の位置情報の共有

  • 個人情報(自宅住所や身元を証明する書類など)を共有する行為でこのポリシーに初めて違反した場合、Xは、該当するコンテンツを削除するように要請します。また、アカウントを一時的にロックしてツイートできないようにします。最初の警告を受けた後に、再度個人情報を投稿する行為でこのポリシーに違反した場合、アカウントは永久に凍結されます。 
  • アカウントが個人の現在の位置情報を共有することを目的としている場合、アカウントは自動的に凍結されます。

私的なメディアの共有

  • 個人の私的なメディアを本人の同意なく共有する行為でこのポリシーに違反した場合、Xは、該当するコンテンツを削除するよう要請し、そのメディアが削除されるまでの間、アカウントを一時的にロックします。 

アカウントが誤って凍結されたと思われる場合は、異議申し立てを提出できます。

 

 

その他の情報

強制的対応の適用レベルと適用範囲ポリシーの策定に対するXのアプローチと対応についての理念についての詳細もご覧ください。

その他の種類のコンテンツを所有者の同意なく配布した場合、Xのハッキングされた素材の配布に関するポリシーに基づき、何らかの措置を取ることもあります。

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