強制的対応の適用レベルと適用範囲
強制的対応は、特定のコンテンツ(個人のツイートやダイレクトメッセージなど)またはアカウントに基づいて行われます。いくつかの対応を組み合わせる場合もあります。そうした対応を行うのは、Twitterルールに違反する行為があった場合です。他にも、特定の国において、権限のある機関から適切な適用範囲を定めた有効な要請を受けた場合に、何らかの措置を実施することがあります。Twitterが行う場合のある強制的対応の例を以下に示します。
ツイートレベルの対応
Twitterでは、これまでに違反歴がなく、誤ってTwitterルールに違反したアカウントに対して、過度に厳しい措置が取られるのを避けるため、強制的対応はツイートごとに実施しています。そしてTwitterルールに違反するいかなるツイートも、そうした対応の対象となることがあります。たとえばTwitterルールに違反するツイートを、スクリーンショットとしてツイートしたり、引用ツイートしたり、そうしたツイートのURLを共有したりするなどして、その内容を共有または再現する行為も、Twitterルールへの違反とみなされます。
ツイートレベルで実施される対応をいくつか以下に紹介します。
真偽が問われている情報や誤解を招く情報を含む可能性のあるツイートへのラベルの適用: 誤解を招く情報に関する現在のTwitterポリシーは、合成または操作されたメディア、市民の清廉性に対応しています。ツイートに、Twitterポリシーの定める誤解を招く情報や真偽が問われている情報が含まれており、実害につながりうると判断された場合、Twitterは背景情報や追加情報を提供するため、そのコンテンツにラベルを適用する場合があります。
ツイートの表示の制限: 検索結果の上位やツイート作成者をフォローしていない利用者のタイムライン上にツイートが拡散されないようにしたり、利用者がツイート作成者をフォローしている場合を除き、返信ツイートの表示を規制したりしてTwitter上のコンテンツ表示を減らします。また、メールやおすすめから当該ツイートおよびアカウントが除外されます。やり取りの性質やコンテンツの種類に見られるさまざまなサインに基づいて、ツイートの表示が制限されます。
ツイートの削除を求める: ツイートがTwitterルールに違反していると判断した場合、Twitterは違反者に違反ツイートの削除を要請します。違反者は削除するまで新しくツイートすることはできません。違反ツイートと、どのポリシーに違反しているかをメール通知で違反者に連絡します。違反者は、違反ツイートを削除する手順を実行するか、Twitterの判断が間違っていると思う場合は異議を申し立てる必要があります。
削除されるまで違反ツイートを非表示にする: Twitterがツイートの削除を要請してから実際に削除されるまでの間、ツイートが公開されないよう非表示にし、元のコンテンツを、Twitterルールに違反しているためツイートを表示できないことを示す警告に置き換えます。この警告はツイートの削除後も14日間表示されます。
この警告が表示される場所
- Twitter for iOS、Twitter for Android、twitter.comの違反ツイート詳細ページ
- Twitter for iOS、Twitter for Android、twitter.comの違反アカウントのプロフィールページ
この警告が表示されない場所
- ホームタイムライン、通知、検索など、プロフィールとツイートの詳細ページ以外の場所
公共の利益にかなう場合の例外措置: Twitterのルールに違反するツイートのうち、公共の利益にかなうものについては、例外的にTwitter上でのアクセスが認められる場合があります。公共の利益にかなう場合の例外措置については、こちらをご覧ください。
こうした例外措置を取る場合、ツイートは非表示となり、これが例外であることを説明する警告が表示されます。この警告上でツイートを表示するかどうかを選択できます。
警告を表示する場合は、そのツイートの拡散を抑えるために、以下の措置を取ります。
- 返信、リツイート、いいねなどのエンゲージメントを無効にします。当該ツイートを話題にしたい場合、引用ツイートすることはできます。
- ツイート上のエンゲージメント数を非表示にします(いいねや返信の数など)。ただし、以前のエンゲージメントを取り消すことはできます(いいねやリツイートの取消しなど)。
- 以前の返信はツイートの詳細に表示されなくなります。
さらに、有害だと思われるコンテンツを最小限に抑えるために、警告付きのツイートは、Twitterの次の領域において表示されません。
- 「トップツイート」ホームタイムラインに表示されるツイート
- セーフサーチ
- プッシュ通知と [通知] タブに表示されるおすすめ
- メールとテキストによるおすすめ
- リアルタイムのイベントタイムライン
- [話題を検索] タブ
ダイレクトメッセージレベルの対応
報告された違反者と報告者のアカウントの会話を停止する: ダイレクトメッセージによるプライベートな会話では、会話の相手の違反を報告した場合、Twitterは違反者が報告者にメッセージを送れなくします。また、報告者の受信箱から当該会話が削除されます。ただし、報告者が違反者にダイレクトメッセージを送ると、会話が再開されます。
ダイレクトメッセージを非表示にする: ダイレクトメッセージによるグループ会話では、違反しているダイレクトメッセージは、グループのメンバー全員が見られないように、非表示になることがあります。
アカウントレベルの対応
アカウントがTwitterルールに著しく違反している、または通知後も違反を繰り返していると判断した場合、Twitterはアカウントレベルで対応します。
画像/動画またはプロフィールの編集を求める: アカウントのプロフィールまたは画像/動画コンテンツがTwitterポリシーに準拠していない場合、Twitterは該当プロフィールまたは画像/動画を一時的に非公開にしたうえで、ポリシーに準拠するように画像/動画またはプロフィールの情報を編集するよう違反者に要請します。Twitterはまた、該当プロフィールまたはメディアコンテンツがどのポリシーに違反しているのかを説明します。
アカウントを読み取り専用モードに切り替える: これまでに違反のなかったアカウントが突然攻撃的な行為をしている場合は、該当アカウントを一時的に読み取り専用に切り替えて、落ち着くまでツイート、リツイート、いいねをできないように制限することがあります。読み取り専用モードでは、タイムラインを見ることと、フォロワーにダイレクトメッセージを送ることができます。
他のアカウントは、読み取り専用モードのアカウントを見たり、会話したりできます。読み取り専用モードが継続する期間は、違反の内容に応じて12時間から7日間までの間で異なります。
アカウント所有権を認証する: 違反者がTwitterの匿名性を悪用して、Twitterプラットフォーム上で他のアカウントに対して嫌がらせ行為をするのを防ぐため、電話番号またはメールアドレスによる所有権の認証をアカウント所有者に要請することがあります。これは、攻撃目的で複数のアカウントを利用している違反者を特定し、そうしたアカウントに対応するのにも役立ちます。アカウントがロックされ、異議申し立てがまだ完了していない(たとえば、電話番号を認証する必要がある)場合は、電話番号を認証するまでそのアカウントはフォロワー数、リツイート、いいねにカウントされません。
永久凍結する: これは、Twitterによる最も厳しい対応です。アカウントが永久凍結されるとグローバルで閲覧対象から削除され、違反者は新しいアカウントを作成できなくなります。Twitterはアカウントを永久凍結する場合、攻撃的な行為による違反が見られるためにアカウントを凍結した旨を通知し、どのポリシーに違反したか、どのコンテンツが違反したかについて説明します。
違反者は、Twitterの判断が間違っていると思う場合は、永久凍結に対して異議を申し立てることができます。異議申し立ては、Twitterプラットフォームのインターフェースまたはこちらから行うことができます。Twitterは異議申し立てを受けても凍結が妥当であると判断した場合、アカウントが違反しているポリシーについて説明することにより異議に対応します。
違反ではないコンテンツに対して行うことがある対応
ツイートを非表示にする: 成人向けコンテンツや写実的な暴力描写など、センシティブな画像/動画を非表示にし、クリックするとそうした画像/動画が表示されることを利用者に忠告することがあります。この対応により、見たくない人がいるかもしれないセンシティブなコンテンツが含まれる可能性があることがわかります。センシティブなメディアの表示を管理する方法については、こちらをご覧ください。
年齢に応じてツイートの表示を制限する: 成人向けコンテンツなどのセンシティブなメディアの特定のフォームを、18歳未満の閲覧者またはプロフィールに生年月日を登録していない閲覧者に対しては表示しないようにします。成人向けコンテンツとは、合意のもとで製作され配信された、ポルノをはじめとする性的興奮の喚起を目的としたあらゆるメディアをいいます。年齢制限のあるコンテンツの場合、手前に警告メッセージが表示されます。これについては、こちらで確認できます。
特定の国でツイートまたはアカウントを表示制限する: 特定の国において権限のある機関から適切な適用範囲を定めた有効な請求を受け取った場合、その国で特定のコンテンツを表示制限することがあります。また、コンテンツを表示制限した場合は、該当する商品内で表示制限されている旨を明記します。特定の国におけるコンテンツの表示制限については、こちらをご覧ください。